貿易業務のエキスパート・通関士

貿易実務のエキスパート「通関士」。具体的にはどんな仕事をするのでしょうか?
通関士の業務は、輸出入の申告書類の審査と申告が主な仕事です。通関士は、輸出入者の代理人として、税関に対して輸出入の申告をするわけですが、それに先立って、取引書類の内容を見て、規制や各種法令を順守しているかの確認も行います。また、書類上の商品にコードを振って、コード分類を行います。輸入の場合は納税額の算出も行います。
輸出入の申告には、NACCS (Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System) というシステムを使います。このシステムを利用して、輸出入の申告、輸入時にかかる関税の納付を、オンライン上で行っています。
通関士が働く職場としては、物流関係の会社、商社の「貿易業務部」「通関部・通関課」などが多いと言えるでしょう。
非常に地味で細かい仕事ではありますが、「通関士」の資格を持っていないとできない専門的な仕事で、輸出入を陰で支える重要な仕事。そこにやりがいを見出すことができれば、こんなに楽しい仕事も他にないでしょう。
「通関士」試験は、「通関部・通関課」に配属された社員が必要に迫られて受験するケースが多いようです。

地味だがやりがいがある通関士の仕事!に+1 !

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通関士試験に関する情報
通関士試験を受験するにあたって、学歴、年齢、経歴、国籍などについての制限はありません。誰でもこの試験を受けることができます。[試験の日程]年1回、10月頃[試験科目]1. 通関業法2. 関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法3. 通関書類の作成要領その他通関手続の実務[合格基準]通関業法、関税法等及び通関書類の作成要領その他通関手続の実務については満点の60%以上[20
通関士試験の対策と基本書・問題集
通関士試験は法律の試験です。法令を条文通りに暗記する必要はありませんが、テキストをよく読み、法令の用語を正しく記憶し、法令の規定の内容を正しく理解することを心がける必要があります。試験合格のためには、各試験科目とも合格基準を満たす必要があります。不得意科目を作らないことが大切。試験では全体の75~80%が過去問から出題されていますので、過去問を熟知することが重要です。問題集で過去問を繰り返し解き、